ベトナムの太陽光発電事情(2019)
ベトナムの太陽光発電事情を見ていくと、大きな変化が起こり始めるのが2016年あたりです。2016年までのベトナム国内の電力源は水力やガス、石炭が中心です。水力発電が全体の3割から4割で、水力に頼っているのが現状です。大きなエネルギーを生むことができる原子力は、日本を含めて今後避けていく国が増えていくので、太陽光、風力、地熱といった自然エネルギーを使った発電方法が注目を集めてます。地球環境に優しく、環境汚染の心配が少ない太陽光や風力、地熱といったものは再生可能エネルギーとも呼ばれていて、自然界に常に存在するものです。この再生可能なエネルギーを使った発電方法は基本的にずっと継続して行える発電方法なので、私達の世代だけではなく、その先の世代にも受け継いでいくことが出来ます。石炭や火力といった化石燃料による電力供給は限界があり、資源がなくなれば違う方法を考えなくてはいけないです。太陽光発電では日の当たる時間、いわゆる日照時間が重要になります。ベトナムは北部と南部によって気候が大きく異なるので、どこでも太陽光発電ができるというわけではないです。南部は熱帯性気候で乾季と雨季の二つに季節があります。雨季があるのは少しデメリットになりますが、乾季は日照時間が長いので、南部は太陽光発電は可能と言われてます。北部は日照時間が少ないという理由で、太陽光発電を進めている地域は少ないです。この結果から分かるように、ベトナムは限られた地域、条件を満たした場所でしか太陽光発電ができないということになります。日本からベトナムで太陽光発電事業を行うには、様々な手続きが必要になります。優遇措置を上手く使えば節税することが出来ますし、設備や機器の輸入にかかる税金が免除されます。海外でも太陽光発電が出来るということが分かれば、選択肢は広がります。ベトナムの天候や電力事情を理解すれば、成功する道は開かれるはずです。