三重県南牟婁郡おけるコインランドリーの現況(2019・令和元年)
三重県南牟婁郡は紀伊半島の南東部に位置し、太平洋に面していることから年間を通して温暖な気候が特徴です。この一帯は熊野灘と呼ばれる潮流が激しい海であり、近畿地方で唯一のサーフィンスポットとして全国各地からサーファーが集う観光名所という一面もあります。三重県南牟婁郡の2019・令和元年のコインランドリーの現況は、総務省が調査を開始した1981年と比べると大きく件数を伸ばした計60件の店舗が現在あることが調査報告書から見受けられます。1981年では三重県南牟婁郡にあったコインランドリー店は4店舗しかありませんでした。そのうち1店舗は業務用の品物しか受け付けておらず、一般客が利用できたのは実質3店舗のみと極めて少ない店舗数であったといえます。それから約40年の間に20倍もの数でコインランドリー店が増加した理由は、全国各地から集まるサーフィン愛好家や旅行客が増加したことが要因として挙げられます。現在、三重県南牟婁郡の南東側にあたる海岸側には、計42件の宿泊施設とサーフィンショップが点在しており、三重県有数のリゾート地域にも数えられています。この地域のリゾート開発が開始されたのは1995年以降で、年間約250万人の観光客で賑わいを見せます。観光客が増えるということは必然的に寝具等の洗濯物が増加してコインランドリーの利用頻度も高くなるということで、1995年以降は三重県南牟婁郡のコインランドリー店も件数も短期間で増加していきました。またサーフィンを楽しむ方々の場合、衣類の洗濯から乾燥まで数十分で完了させられるコインランドリーは利便性のいい施設でもあり、個人利用ができる無人店も増えたといえるでしょう。2019・令和元年以降の三重県南牟婁郡のコインランドリー店の動向は、今後は大きな店舗数増加はなされないものの、24時間利用可能など付加価値のサービスを付けた店舗運営がなされる可能性があります。