富山県のコインランドリーの現況(2019)
富山県は北陸新幹線の沿線の駅で、首都圏から多くの方が訪問することもあり、都心部ではコインランドリーが当然の如く活用されているので、訪問した人を中心に徐々に浸透している地域です。もともと北陸地方は日本海気候の影響を受けて冬場は湿気ることも多く、洗濯をした場合にはなかなか乾きが悪い傾向もあります。
他にも一年を通して降雨量も多いため、コインランドリーによる早めに洗濯を行うことができるのは重宝されます。実際に元々地元の富山県に住んでいる高齢者の世帯では、利用されることは少ないですが、年齢層が高くない世代での活用が目立ちます。
もっとも富山県内では中心都市である富山市内に多く、そこではコインランドリーを展開する企業は3件存在します。他にも人口が多い砺波市・高岡市に1件ずつ存在しているのが実態で、富山県内では東部よりも西部に集中している傾向が見られます。
富山県内での洗濯事情は、各家庭の洗濯機保有率に関しては99%であり、ほぼ100%近い家庭で保有されるのが特徴的です。つまり住まいには必ず洗濯機が設置され、家庭内で洗濯をされることが当たり前の如く行われている地域性が存在します。
近年では普及しているコインランドリーの利用が増えているとは言え、都心部に暮らすときの利用の仕方で利用されていないのも事実です。活用の仕方に関しては主に布団や毛布などの大きなサイズの物を洗ったり、靴などの家庭では洗濯するのが難しい物を洗う上で利用されています。
県内のコインランドリーの現況では、24時間営業を展開しており、学生などを始め、主婦からサラリーマンまで幅広い方が利用できる設備が整っています。富山県内でもコインランドリーを利用したことがある方は半数であり、残りの半数は利用したことがないのがと統計結果の現況です。
2019年度以降は、北陸新幹線の金沢開業で観光客も増加傾向で、そういった観光客が一時的に洗濯を行う上で利用される新たなニーズも起きています。浸透までは時間がかかる地域性ですが、徐々に地元民も利便性に気づき2019年度以降も利用者数が増えていく期待を持つことができます。