三重県四日市市におけるコインランドリーの現況(2019・令和元年)
三重県四日市市は県北部に位置し、三重県で最大の人口を誇る市です。中高工業地帯の中核をなす工業都市で、近鉄名古屋線やJR関西本線、伊勢鉄道が県の南北に伸びている他、内陸部には近鉄湯の山線や三岐鉄道、四日市あすなろう鉄道など鉄道網が充実していることに加え、道路網も北勢バイパス建設中の国道1号を始めとして東名阪自動車道や伊勢湾岸自動車道、新名神高速道や東海環状自動車道などが通っており、中部国際鉄道や四日市港へのアクセスにも優れた交通インフラが四日市市の産業基盤と都市の発展を支えています。総人口はおよそ31万人で、多少の増減はあるものの平成の時代から増加傾向にあり、世帯数もおよそ14万世帯と人口同様増加傾向で地区別で見ると常盤や中部、四郷など市中心部に集中していることが特徴です。四日市市におけるコインランドリーの利用率は人口に対して20パーセント前後で、利用客層は基本的に単身世帯や外国人居住者が多く、内陸部よりも人口が密集している四日市駅を中心としたエリアに集中しています。総店舗はおよそ40店舗、平均的な洗濯機の設置台数は10台前後で、その特徴としては駐車場を完備していることや20キロを超えるような洗濯機を備えていることなどがあります。また、工業地帯であるため大手企業の製造工場なども多く24時間稼働で時間交代制の工場もあることから、それらに合わせてコインランドリーも深夜営業の店舗や作業靴の洗浄にも対応している洗濯機を備えている店舗が多くなっている他、コンビニエンスストアと併設されていたり商業施設に隣接している店舗も多く、待ち時間を有効に使えるようになっている店舗もあるなど利便性がよいことが特徴です。最近では洗濯機の空き状況や残り稼働時間をパソコンやスマートフォンから確認できるシステムを導入している店舗も多くなっており、より利便性が向上していることが三重県四日市市におけるコインランドリーの現況となっています。