三重県伊勢市におけるコインランドリーの現況(2019・令和元年)
三重県伊勢市は三重県の南東部に位置する都市で、「お伊勢さん」という呼び名で親しまれている伊勢神宮が鎮座している都市として有名です。
「神都」という異名もある伊勢市は江戸時代から数多くの観光客が足を運んでいます。
その目的は伊勢神宮の参拝で、現在も近年ブームになっているパワースポット巡りや神社仏閣巡りの影響で観光客の数は増える一方です。洗濯物を貯め込みやすい観光客の存在、それはすなわちコインランドリーの需要に繋がっているように見えますが、実際は違います。現在、伊勢市内で確認されているコインランドリーは6件です。馬瀬町下ノ山にあるプライスカット伊勢馬瀬店に黒瀬町字井退田で構えている伊勢黒瀬店、二見町山田原の二見店と浦口にある浦口店、それから曽祢1丁目の高柳店と小俣町相合のマンマチャオ伊勢小俣ベリー店となっています。
このなかで観光客がよく利用する駅に近い店舗は浦口店と高柳店で、あとは住宅街寄りや道路寄りです。
これが三重県伊勢市におけるコインランドリーの現況ですが、県全体で数年前と比較した場合、コインランドリーは確実に増えています。特に主要都市ではその傾向が強いものの、それは観光ビジネスの発達ではなく、コインランドリーそのものが発達しているところが大きいです。
元々コインランドリーは独身者や学生をターゲットにしたサービスで、特に洗濯機のモーター音が騒音トラブルの原因になりやすいマンションやアパートに住んでいる人間には今も昔も重宝されています。同時に、ビジネスホテルやカプセルホテルといった中期から長期に渡って宿泊する人間が多い施設では設備が導入されているものです。近年では毛布など家庭でのケアは難しいものの、コストの負担からクリーニング店の利用を遠慮する人に向けて事業展開されています。
その点を踏まえて三重県伊勢市の現況を顧みるとまだ普及の序盤にも受け止められるため、今後の普及に期待といったところです。