三重県桑名郡におけるコインランドリーの現況(2019・令和元年)
三重県桑名郡は三重県の東部に位置し、江戸時代は東海道の要所として数多くの宿場が建ち並んでいました。現在は四日市コンビナートの一部を担っており、桑名郡の区域には大手製紙会社と半導体製造工場が建っています。2019・令和元年の三重県桑名郡のコインランドリー現況は、前年の約3.5%増の店舗数になっています。1981年に総務省が調査を開始した際は桑名郡には2店舗しかコインランドリー店はありませんでしたが、2019年4月現在では計24店舗あります。桑名郡の人口は約3400名となっており、この人口で24店舗は密集しすぎているとも受け取れます。しかし、3400名というのはあくまでも桑名郡に住んでいる方々の数字であり、日中は工場地帯で働く人々が約4100名以上います。四日市コンビナートの一部を桑名郡が担うことになったのは1992年からで、その際に工場に勤務する方々が生活をする宿泊施設も相次いで建設されました。この宿泊施設は家族で暮らすのではなく単身者向けとなっており、室内に洗濯機や乾燥機を置いていないのが特徴です。桑名郡でコインランドリー店が急増したのも1992年を境にしてからなので、工場地帯の誘致とコインランドリーの増加は密接な関係があるということが見て取れます。桑名郡にあるコインランドリーは有人タイプと無人タイプの2種類から成り立っており、有人の場合はクリーニング店に併設された建物でセルフサービスで利用することが可能です。無人の場合は朝7時〜夜23時までと営業時間は長いのが特徴で、機械の利用料金は10分200円が相場です。2019・令和元年以降の三重県桑名郡のコインランドリー動向は、今後大きく店舗数が増加することはなく、新たに出店する際は既存の店舗とは違ったサービスを必要とするでしょう。また女性客を呼び込むことで、今までよりも売り上げ増加を見込めるところもあり、工夫が必要だといえます。