三重県度会郡におけるコインランドリーの現況(2019・令和元年)
三重県度会郡は、人口密度が1ku当たり65.3人の地域で、伊勢市や志摩市に隣接する自治体になります。面積が651.1km2となりますが、ほとんどが山間地を占めており、南は海に面している地形となっています。
2019年の三重県度会郡のコインランドリーの現況は、郡内には玉城町に2件、南伊勢町に2件、大紀町に1件が設置され、郡内でも徐々にコインランドリーが浸透しています。三重県度会郡の気象条件に関しては、毎年台風が近くを通ったり、南紀地方特有の降雨量が多い傾向が見られ、洗濯物を乾かす上でも重宝されます。
また28kg級の大型の洗濯機を設置していることからも、毛布や布団などの大きな洗濯物を丸洗いすることも可能です。さらにはスニーカー洗濯機も見られるため、運動するための靴を洗いたい方も利用することができます。
地元の方を中心に多くの方の利用が見られ、生活の一部に馴染んでおります。他にも近年は熊野山へ向かう古道が世界遺産に登録されたこともあり、その影響で国内外を問わずに多くの観光客が集まります。
そのためその古道へ向かう途中に存在することから、旅行客の利用が想定され、旅行者のニーズも高まっているのも特徴的です。また山間部は過疎化の影響を受け、住む人が居なくなった土地にコインランドリーの設置を行い有効活用をする取り組みも見ることができます。
コインランドリーを利用するに当たっては、自動車で現地に運ぶ形で訪問して利用する必要があります。つまり駐車スペースが確保され、洗濯が終了するまでくつろぐことができる喫茶スペースも見られます。
立地の傾向は郊外の幹線道路沿いに看板を掲げて営業している点があり、都市型の店舗のような24時間営業をしておりません。郡内を紀勢本線が運行していますが、駅前には見ることができず都市型の利用を想定していないのが現況です。
また沿海岸に存在する場合は、夏の海水浴客の利用も多いのが特徴的で海水浴シーズンはひっきりなしに稼働をしております。