大分県下の木材市場について→記事一覧

大分市の木材市場の現況は、九州地区の中でも良好な状態を維持しています。なぜ良好なのかというと、木材をうまく活用するサイクルが成り立っているからです。大分市周辺には由布岳や犬ヶ岳などの山々があり、これらの山は観光名所として整備されることで天然林だけでなく杉やヒノキなどの人工林も植えられています。そんな人工林の活用法として住宅だけでなく、大分市は全国有数の乾燥シイタケ栽培に利用されています。上質なシイ...

大分県の中部に位置する中津村は周囲を標高1,500m級の山々に囲まれている地域で、古くから林業が盛んなところです。市内には計2つの製材所があり、市立木材市場センターでは年間約420万トンもの木材を取り扱っている九州随一の市場を有しているほどです。中津市の2020年上半期の木材市場の現況は、2019年同時期よりもマイナス21%の110万トンとなっています。この数字は、1985年に林野庁による都道府県...

大分県佐伯市は2005年に行われた合併によって九州最大の市町村となった市です。江戸時代から豊かな海の幸と山の幸に恵まれた地域として知られており、東部には日本有数のリアス式海岸が存在しています。そんな佐伯市の木材市場の現況は全体的には好調で、将来にも期待が持てると言ってよいでしょう。佐伯市では2020年に佐伯市森林整備計画および第一次佐伯市林業振興計画が発表されるなど、林業を成長産業化することに力を...

大分県の津久見市は国産の木材が積極的に活用されている現況があります。工務店や大手建設会社、一般の方など幅広く利用しているのです。木材市場には原木を中心に販売しているところもあり、日本全国から取り寄せできます。直接受注ができるシステムを活用すれば、通常よりも安く購入できるでしょう。中間業者を介さずに購入するほど、低価格かつスピーディーな取引が実現します。現在はネット社会の影響もあり、津久見市を含めた...

豊後高田市は大分県北部に位置し、街の至る所に昭和の隠されたどこか懐かしい情景が残されていることで有名です。昭和30年代の街並みを再現した地区があり、国東半島で最も栄えた商店街を観光施設で再現しています。古い建物が残されており地方都市再生の成功例で全国に知られています。街並みに使われているのは大分県の原木で、大分県の森林面積は約45万3千ヘクタールもあり全国平均を上回る生産量を誇っているのです。豊後...

宇佐市は大分県の北部国東半島の付け根に位置する市で、全国4万社余りの八幡宮の総本山「宇佐神社」があることで有名です。古代宇佐文化は、「豊かな国」に最初に花開いた文化で、大分県のみならず日本の歴史や文化に様々な影響を与えその基礎になったと言われています。なかでも大陸の先進文化を取り入れた土木・仏教建築様式などに影響があり、現在国宝となっている本殿は朱塗りの柱が並ぶ壮麗なもので特に屋根の造りは八幡造り...

大分県の由布市は県のほぼ中央に位置しており、大分市のベッドタウンという側面も持っています。人口は約33000人となり、由布院温泉は観光地としても非常に人気があるのが特徴です。この由布市における2020年の木材市場の現況はどのような特徴があるのか、考察などを含めて紹介していきます。まずこの由布市は木材の生産などはあまりありませんが、流通市場としては安定した需要があると考えられます。特に由布院の象徴と...

大分県姫島村は大分県の北東部にある離島で、総人口1755人の島となっています。主な産業は漁業と観光であるため、木材市場はごく1部の自給のための栽培を除いてはほとんどその市場が成り立っておらず、基本的に本土から製材した木材を船で運び込み使用すると言う形になっています。そのため木材市場の現況は消費のみであり、流通等は積極的に行われていないことが実態です。しかし、1部手作業などによる製材等は行われており...

九重町の木材市場の現況について、「玖珠木材」「池田林業」「ヤマサ」3つの会社が営業しています。そのうちヤマサは木の中でもスギ専門の製材工場で、環境にも優しいとされる乾燥材に力を入れている会社です。ヤマサの創業は昭和元年から始まりました。今では建材としての品質管理に特に力を入れていて、工場自体もJAS(農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律)に認定されていて品質の担保された建材が生産されて...

大分県別府市における木材市場の現況は、従来にも増して総消費量に対する大分県内での生産比率が高まると予測されています。これはこれまでの大分県全体の統計から明らかになっており、平成元年以降県内の総消費量に対する県内産の木材の使用率が非常に高まっており、令和2年においてもその傾向が続くと予測されていることによるものです。大分県内には様々な木材の生産地が存在しており、その代表的な地域には日田や玖珠、佐伯な...

日田市は大分県の北西部に位置する市で、周囲を山に囲まれた盆地となっているため夏と冬で朝晩の気温差が激しく、霧が出やすい立地です。江戸時代初期から幕府の直轄地として栄えた歴史があり、現在でも古い街並みが残り伝統のお祭りや文化なども根強く残っています。日田市の総面積はおよそ666平方キロメートルで、森林面積はおよそ550平方キロメートルと市の82パーセントを占めており、そのほぼ全てが民有林で樹種別でみ...

大分県臼杵市は県内でも東南部に位置しており、北東側は豊後水道に面する海沿いの自治体です。しかし市の南西部は山がちとなっているため、28000ヘクタールほどの市域面積に対して、林野は16000ヘクタール以上を占めていて、森林率では59パーセントほどになります。臼杵市といえば国宝の臼杵石仏に代表される、古代からの神仏習合の特異な文化、あるいは江戸時代の武家屋敷が残る城下町の風景が知られており、どちらか...

竹田市は大分県の南西部に位置する山岳地帯が中心の地域であり、林業が非常に盛んな地域でもあります。また唱歌の「荒城の月」のモデルとなった地域でもあることから、その景色が優雅なために多くの観光客が訪れる地域となっており、観光産業が主力となっている地域となっています。近年では竹田市の木材生産はあまり話題にならないことも多いのですが、杉や檜を中心として多くの木材を生産している地域となっており、近年ではその...

大分県の南東部に位置する杵築市は日向山地が市内にあり、明治時代中期より木材加工品を製作する工場が数多く誕生しました。現在も市内には計5つの製材所があって、仏壇・箪笥・椅子等の木材を用いた調度品を生産されています。2020年上半期の杵築市の木材市場の現況は、約58万トンの取り引き高となっていることが市の山林課が公開している定例報告書から見て取れます。この数字は2019年の同時期と比べると、プラス9%...

大分県は森林面積の多い地域で、九州の林産業の中心地域として木材市場も栄えてきました。大分県豊後大野市は、県の南部に位置する市で、豊かな自然に囲まれた地域です。豊後大野市は森林地域が占めていることで、昔から林産業で栄えてきました。戦後復興や高度経済成長期になると、一気に木材需要が増加しました。それに伴って市内の林業従事者も増加して、木材加工場やそれらを運ぶ林道も整備されました。その後も1990年代の...

大分県国東市には県立木材市場中央センターがあり、県内で取り引きされる木材を一手に引き受けています。国東市の2020年上半期の木材市場の現況は、約150万トンの取り引き高となっており前年よりもマイナス12%の数字です。2019年度の国東市の木材市場の年間総量は約420万トンとなっており、このうちの70%にあたる260万トンが海外輸出数量でした。国東市の木材市場は輸出向け木材の取り扱い数量が国内の木材...

大分県の日出町は、国東半島の南東部にある町です。日出町は県庁所在地である大分市や温泉地として全国的に有名な別府市と結びつきが強く、経済的には同じ都市圏に属しています。そのため大分市や別府市のベッドタウンとして開発が進められており、近年は地方の小さな町でありながら人口は増加中です。国東地域には半導体などの工場が相次いで進出しており、その影響もあって人口の増加率は大分県内の市町村でも、最も高い数値を記...

大分県の中西部、九州山地に囲まれた盆地にあるのが玖珠町です。山間部に位置するので玖珠町の第一次産業従事者は全国平均よりも高く、大分県内でも高い水準となっています。玖珠町の約8割を占める約2万4千ヘクタールは、林野です。そのため古くから林業が盛んに行われていて、木材市場も賑わいを見せていました。しかし令和2年の木材市場の現況は、かつての賑わいはなく低迷中です。木材市場の現況が低迷している理由は、木材...

トップへ戻る