スウェーデンのコインランドリー事情(2019)
日本では多くの家庭で洗濯を1日一回以上行うことでしょう。一人暮らしの場合には、何日かに一度まとめて行うこともあるかもしれません。また反対に子供がいたり洗い物が多い場合には、1日に何度も洗濯機を回さなければならない家もあるものです。海外の場合には、数日に一回の選択の割合ということも多いですが、スウェーデンの場合にはとくに洗濯は少なく、週末にまとめて一回だけ行うという家庭が多く見られます。一人暮らしや、汚れをそれほど気にしないのであれば、2週間から3週間に一回というケースもあります。日本人からすればびっくりするほどの洗濯頻度ですが、スウェーデンではそれが通常のことです。小さな子供がいればやや頻度が増えるかもしれませんが、それでも多くても週に2から3回です。汚れたものは手洗いして、室内干しをした後に、洗濯を行う日にまとめて洗濯機で洗うスタイルです。
このように洗濯が少ない理由としては、夏でも気温も湿度も低く、汗をあまりかかないことが挙げられます。下着をしっかりと毎日かえていれば、洋服の汚れはそれほど気にならないことでしょう。室内は乾燥していることから、使ったタオルでもすぐに乾いて、毎日洗う必要性を感じることはありません。またスウェーデンでは共働きが主流となっていて、毎日洗濯に時間を使う余裕がないことも理由の一つになっています。
このようなことからスウェーデンのコインランドリー事情としては、コインランドリーがほとんどないのが事実です。ストックホルムでさえ、ほとんどコインランドリーはなく、唯一あるコインランドリーもクリーニング屋が経営しているものです。受け付けにお金を支払うと、その番号のマシンを動かしてくれるというスタイルです。もちろん夕方ごろには閉店してしまいます。しかしコインランドリーは40分ほどかかりますが、そのあいだ待っている必要はありません。スウェーデンの場合には物価が高いので、コインランドリーの利用も高い傾向にあります。