スイスのコインランドリー事情(2019)
スイスのコインランドリー事情は、日本と大きく異なります。まず、洗濯に対する意識が大きく違うため、古いアパートなどでは共同で一つの洗濯機と乾燥機を使うことは珍しくありません。つまり、一週間に一度しか洗濯機を使うことができないということが実情です。
だからといって、日本のようにたくさんのコインランドリーがあるのかというと、そうではありません。そのため、集合住宅に住んでいる日本人はストレスをためている人が多いです。ですが、スイスは日本に比べると非常に乾燥しているので、例えばバックパッカーのような一人で旅行をして居るケースであれば、手洗いをして部屋に干しているという人が多い傾向となっています。
家族で住んでいる場合にはこれに該当しませんが、一人分であればホテルに手洗いしているものを干すのが最も安く合理的という意見が多いです。もちろん、コインランドリーも少ないながらもありますが、近年スイスも治安が悪化の傾向にあり、日本のように安心して利用することができる環境ではなくなっているため、アパート住まいの人は順番が回ってくるのをまったり手洗いをするなどして、しのいでいるケースも目立ちます。
もちろん、新しい建物では自分の部屋に設置することも可能ですが、日本のように各住居に一つずつという感覚ではありません。その割に、日本のようにコインランドリーが普及していないのは日本からすると信じられないかもしれません。しかし、洗濯機自体の性能はヨーロッパ製なので非常に高く、温度調整などもできて便利と評判です。
洗剤なども日本よりも色柄にこだわって何種類藻に分けられており、濃い色や薄い色の専用の洗剤なども販売されています。コインランドリーを見つけるのは数が少ないので大変ですが、バーが併設されているものがオープンしてニュースになるくらいなので、基本的には数は非常に少ないです。あまり頻繁に選択をしないという文化の違い、ということもあります。