もしもアイスランド政府がコインランドリーを運営したら(2020 令和2年)
アイスランド政府がコインランドリーを運営するとなると、かなり利益を出すには厳しかもしれません。アイスランドはその店はそれほど多くはなく、人口は約35万5千人と少なくて首都のレイキャヴィークが12万人程度で他の街でも1万人から3万人程度です。高い緯度で冷涼な地域で都市化が進んでないのでコインランドリー自体が少ないです。
日本とは洗濯に関しての捉え方がかなり違っていて、アイスランドを含めたヨーロッパは水質が硬質で汚れが落ちにくく泡立ちにくい特徴があります。日本は軟水なのでそのまま洗っても汚れが落ちますが、硬水だとそれが難しくて温水にして汚れを落とします。そのためヨーロッパの洗濯機には温度調節機能が搭載されていて加温し洗濯を行い、コインランドリーも同じような機能があります。ただ、温度が高い水で洗うと色落ちや色が移る原因になりやすく、生地によっては傷みやすいです。そこで色分けや生地ごとに洗うのが一般的で、アイスランドも同じく硬水なので同じような洗い方です。
アイスランドだとコインランドリー自体が身近な存在ではなく、普及自体があまり進んでないです。他の国で見かける無人タイプの店もなく大体はクリーニング店が併設されてます。
一方、変わったコインランドリーだとカフェが経営しているところがあって、洗濯をするときは硬水なので加温して洗うので日本よりも長く時間がかかります。そこで洗濯が終わるまでにカフェでお茶を飲んだり、軽食が出来るようになっている店です。
日本では竪型が主流ですが、アイスランドでは横型ドラムが主流で洗濯時間も2時間以上かかります。北国のアイスランドだと冬の季節の日照時間が短くて風が強いので、外に干すのではなく乾燥機を使うことは珍しくないです。一日の中でも比重が多い洗濯時間を、カフェが併設されたコインランドリーなら楽しく待つことも出来ます。もしアイスランド政府が運営するなら、カフェなど何か店と一緒に行った方がお客も見込めると言えます。