もしも日本政府がコインランドリーを運営したら(2020 令和2年)
現在の日本は、一家に一台は洗濯機があるのは当たり前です。
昔は一人暮らしだと洗濯機がなくコインランドリーを利用する人は多くいましたが、現在は学生も自宅で洗濯をしています。
そのためいまからコインランドリーの運営を始めても、需要がないため経営は苦しいと思うかもしれません。
しかしコインランドリーの需要は、今も昔と変わらずにあります。
現在コインランドリーの利用者で増えているのは、訪日した外国人です。
外国人が日本に長期滞在して観光をする場合、問題となるのは衣服の洗濯でしょう。
ホテルのランドリーサービスを利用する方法もありますが、追加料金が発生するため金銭的に余裕がないと、気軽に利用できるものではありません。
かといって衣服や下着を多めに持ってくると移動時の邪魔になるので、できれば格安で洗濯ができるサービスを探している外国人は多くいます。
そうした訪日外国人にとって、短時間で洗濯から乾燥までできるコインランドリーは便利なサービスです。
格安な料金で衣服や下着も綺麗に洗って乾燥までできるので、バックパッカーなど費用を抑えながら国内を旅行する外国人からは重宝されています。
訪日外国人の数を増やしたい日本政府にとっても、コインランドリーの充実は重要なポイントでしょう。
各地に気軽に洗濯できるサービスがあれば、外国人観光客の増加も見込めます。
そのためにも、日本政府が訪日外国人向けのコインランドリーを直接運営することも考えられます。
日本政府が運営する店舗は、外国人観光客向けを重視するなら立地は繁華街が中心になるでしょう。
観光地のホテルが集まる地域に重点的な出店をして、訪日外国人の利用を促すと考えられます。
また洗濯機の使い方で戸惑わないように、使い方や注意事項を英語や中国語など多言語で案内するはずです。
コインランドリーの運営では利用者が設備を壊して問題になるケースも多いので、間違った使い方をしないようにさまざまな言語で案内し、トラブルを少なくすると考えられます。