もしもフィンランド政府がコインランドリーを運営したら(2020 令和2年)
もしもフィンランド政府がコインランドリーを運営することになったら、機械では洗えないような毛製品を手洗いできる場所を設けると考えます。その理由として、フィンランドは昔から羊などの動物から天然の毛糸を作る産業が盛んで、毛糸を使って編み物をする人口も高い割合になっています。靴下なども手編みをする習慣があるため、多くの人が手作りを楽しんでいます。ただ毛製品というのは、洗濯機を使って洗えるものと洗えないものがあります。ポリエステルが使われているものはコインランドリーでも洗うことができますが、羊毛100%の場合は手洗いをするほうが望ましくなります。縮んでしまったりすることを防ぐことができるので、自宅でも手洗いをする人が多いですが、沢山の量になると洗濯機では間に合いません。そんな時に役立つのがコインランドリーで、一度に沢山洗うことができますから、他の洗濯物と一緒に持ち運びます。コインランドリーで洗えるものを洗っている間に、手洗いをすることができる大きなトレイが用意されていて、洗い終わったら大型の乾燥機を使用すれば一気に乾かすことができます。フィンランド政府も毛織物の利用者が高いことは理解しているので、コインランドリーに手洗いができる場を設けることで利用者が沢山増えて運営が円滑にいくことを理解していると予想できます。またフィンランドは昼間が短く夜が長いので、コインランドリーは24時間経営が望ましいといえます。夜になるとゆっくり毛糸を編む時間がありますから、コインランドリーで洗濯が終わる時間を待ちながら編むような環境を整えます。毛糸は色選びが大事ですし、編み落としがないようにするために、室内が明るい電気を照らすことが欠かせません。人間は明るい光を見るとほっとしますし自然と人が集まってくる習性があるので、フィンランド政府のコインランドリーは新しい交流の場を提供することに繋がる可能性があります。