沖縄県の太陽光発電の現況(2019)
沖縄県での太陽光発電の現況は、2009年度から2019年度では接続量で10倍以上もの数値になっています。10年前と比較すると遥かに接続量が増えている現状にあり、それだけ再生可能エネルギーが沖縄県に浸透してきている現状があるといえます。これは、余剰買取における太陽光発電の設備導入件数をみても明らかです。2014年当時では4700程度だったものが、3年後の2017年には7000以上になっています。より多くの人が太陽光発電を導入して、相応の利益を生み出していることがわかります。沖縄県が順調に件数を伸ばしていったのは、ソーラーパネルを設置できる環境が揃っているという利点が存在するからです。日本では最も南端に存在している地域とあって、日照時間も長く太陽光エネルギーを収集することに長けているというメリットが存在します。効率的に電力を供給できる環境がありますので、沖縄県の太陽光発電に関連する事業は順調に進んでいる背景があります。ただし、1つだけ注意をしなくてはならないのが日本国政府の影響によって2019年以降はこの傾向が変化してしまう可能性があることです。政府は、太陽光発電を効率的に導入してもらうために、余剰電力の高価買取政策を実施しているという背景があります。実は、2019年でこの高値買取は終わってしまいますので、その後にどうなっていくのかは予測が難しいという事情が存在します。実際に、10年単位のデータでは順調に見えますが、実は過去3年の接続量をみると沖縄では推移が一定で止まっているいう背景があります。減ってはいないのですが、目に見えて増えているわけでもありません。これは、上記のような政策が関連している可能性が指摘されていて、高価買取が無くなってしまって損をするのではないかという懸念が広まっています。特に沖縄県は数値上で鈍化が確認されていますので、こういった国家政策がどういった影響を与えるのかを注視しておく必要があります。