もしもマレーシア政府がコインランドリーを運営したら(2020 令和2年)
嘗て東南アジアの中でも経済運営で出遅れて長年経済発展途上国であったマレーシアは、2020年現在には高所得国の仲間入り間近まで発展し、国民の一人当たりの所得も増え続けてます。他の東南アジアの国々では通貨危機が起きた時に、IMFによる資本規制などが行われましたが、マレーシア政府の経済運営によりその介入を回避して、他のASEAN5よりもいち早く経済成長を続けられた事が功を奏しました。マレーシア政府は、独裁政権の強みを生かして、経済を引っ張って来た輸出が減少して成長が望めなくなったら、国内産業の中心をサービス業にシフトさせる為に、外資のサービス業の参入を促す政策を行ったり、トップダウンで素早い変革を行ってきました。同時に税収が上がったら、将来の発展に備えたITインフラの整備や、労働者のスキルアップ政策を行う事で、内需主導型の成長へと転換するなど素早い舵取りで発展させてきました。隣国でも嘗て独裁政権が存在して、一時期はマレーシアよりも先に急速な経済成長をしてましたが、それらの国を追い抜かしてマレーシアが発展したのは次のような差があります。他の国は経済発展を成す独裁者が汚職などで逮捕されて、次代の独裁者に引き継がれずに、1代限りの短期の経済発展で終わってしまったからです。マレーシアでは汚職などで失脚する事無く、次代の独裁者に経済政策のバトンがスムーズに引き継がれた事が結果的に持続的な経済発展に繋がりました。2020年以降も上手く強権を持った現職から次代の独裁者に引き継がれて行けば、これからも順調に経済運営のスピード感のある政策転換が行われて発展が予想されます。
強権を背景に独裁的なリーダーが経済運営を行うマレーシアが、コインランドリーを運営したら、スピード感のある計画をどんどん進めて、トップダウンにより店舗拡大をして行くはずです。そして店舗数がマックスに達して利益が伸びなくなったら、予想もしないようなサービスを考え付いて、収益を伸ばし続けて発展し続けます。