もしも桜井博志さんがカーブスを運営したら(自由気ままな考察 2019)
桜井博志さんは山口県の旭酒造の3代目の会長です。単なる酒蔵の主人と考える人も多いのですが、従来の酒蔵の伝統を守りつつも、その伝統を維持するために最新の様々な仕組みや考え方を導入し、従来の酒蔵とは大きく異なる経営方針を維持していることで最近注目を集めている人物となっています。
桜井博志さんの経営方針のポイントは、その基本はあくまでも酒造りの伝統を守り続けると言うことです。これまでその伝統を守り続けるためには昔ながらの方法をとらなければいけないと考えられることが多いものでした。そのため現代では様々な技術が進歩しているにもかかわらず、多くの酒蔵ではいまだに人手に頼った製法を行っているところも少なくありません。またその技術を継承することも非常に難しく、非常に長い期間の修行を経て感覚的に覚えていくと言うことが多かったのですが、桜井博志さんはその技術の継承のために様々なITシステムや近代的な手法を導入し、効果的に技術を継承する方法を生み出しているのです。
もしも桜井博志さんが現在全国的に店舗数を増やしているフィットネスクラブのカーブスを運営した場合には、原則的には現在のカーブスの特徴である地域密着型のフランチャイズシステムを維持し、その営業効率を高めるための様々な施策を打ち出すと考えられます。現在カーブスは地域に密着して様々な特徴を打ち出している点がポイントで、店舗により営業時間が異なる点や、利用できるメニューも異なっている点が注目を集めているのです。これまでの画一的なフィットネスクラブではなく、地域の人が気軽に利用することができるスペースを目指しており、これが多くの人に受け入れられ爆発的な人気となっている点が特徴です。桜井博志さんがカーブスを運営した場合にはこの方針をそのまま継承し、さらに効率の良い新たな経営方針を追加しながら、より高いサービス性と利益性を両立させることが期待できます。また新たな経営者を育てるための様々なプログラムを生み出されると推測できるのです。