鶏龍市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)
鶏龍市(韓国)は、忠清南道の南部にある都市です。
鶏龍市(韓国)には、韓国軍の陸海空三軍統合本部である鶏龍台があります。
軍の中心的な施設が揃っているため、鶏龍市(韓国)に住む住民の約半分は軍関係者とその家族です。
具体的な割合としては全人口の47%なので、かなりの数に達していると言えます。
韓国軍の関係者が多く住むのは、鶏龍市(韓国)だけではありません。
周辺の大田広域市の儒城区・大徳区には、統合司令部・教育司令部・軍需司令部など軍関係の重要な期間が集中しています。
つまり鶏龍市(韓国)とその周辺地域一帯は、韓国軍にとって非常に重要な地域となっているわけです。
鶏龍市(韓国)に韓国軍関係の期間が集中するようになったのは、1980年代の後半にまで遡ります。
軍の戦略と国土の均衡発展のため鶏龍台の計画が始まり、1989年から1993年に陸海空三軍の本部が移転しました。
その後は、鶏龍台の周辺の都市開発を進めていきます。
都市開発を行うにあたり参考にしたのが、アメリカです。
アメリカの陸軍司令学校のあるウェストポイント、国防総省のあるアーリントンなどをモデル西ながら都市を形成していきました。
現在も人口15万人程度のニュータウンを目指して関係する工事が進められており、さまざまな施設の整備が進められています。
こうした都市開発を行うにあたり、重要な役割を果たしてきのが木材市場です。
建物を建設するときには、材木が必要になります。
木造建築ではない鉄筋コンクリートの建築物でも、さまざまな部分に材木は使われています。
ですから鶏龍市(韓国)で都市開発を行う際にも、木材市場の取引状況は活発化し多くの材木が取引され現地に運ばれました。
現在でも市内や周辺のニュータウンの構想は続き、新しい工事は次々と行われています。
そうした各種施設の建設工事が続いていく限り、鶏龍市(韓国)の木材市場の取引状況は活発になっているかもしれません。