もしも火星で木材市場を展開したら(西暦2280年)
火星は、人間が住める可能性がある惑星と言われています。
もちろん現在の状態では人間は住めませんが、調査を進めてテラフォーミングをすれば2280年には可能になっているかもしれません。
人類が火星に移住するテーマで作られた作品は、古くから小説・映画・テレビドラマなどさまざまなエンターテイメントには登場します。
もしフィクションの作品のように本当に人間が火星に住めるようになったら、木材市場も展開されるかもしれません。
火星に木材市場が展開されたら、大盛況になる可能性が高いでしょう。
木材は住居を建てるときには必ず使うので、火星に人類が移住し建設ラッシュが続くと需要は高まります。
しかし需要が高くなっても火星で木材を調達できないと、わざわざ地球から運搬しなければいけません。
移住できるころに地球から火星までにかかる時間はわかりませんが、少なくともある程度の日数は必要でしょう。
それだけ長い期間をかけて木材を運んでくると、建設ラッシュの需要に追いつけません。
地球から運ばれた木材が貴重になれば価格も上がるので、建設した住居の値段も上がり誰も住めなくなります。
需要が高まる木材を安く素早く調達するには、現地で伐採した原木を扱う木材市場の存在が重要です。
人類が住めるほどのテラフォーミングが進めば、火星でも地球と同じように木材を伐採できるでしょう。
当然ながら木材が伐採できるようになれば、取引するための場所として木材市場も必要になります。
日本だと木材市場は苦しい経営を迫られていますが、需要が多くライバルも少ない場所での木材市場なら、競争はほとんどなくしっかりと儲けを出すこともできます。
そのため最初の木材市場できたら次々と展開されていき、やがて地球から運搬しなくても良いほど自給できるようになるかもしれません。
人類が移住して暮らしていくためには、人間が住める環境にして重要な資材である木材を自前で供給できるようにするのがポイントになります。