もしもノーマン・ハリスが木材市場を運営したら

もしもノーマン・ハリスが木材市場を運営したら

ノーマン・ハリスは、ロサンゼルスで老舗のギターショップを経営している、ビンテージギターのパイオニアとされる人物です。昨今、ビンテージギターの価格は高騰しており、数千万円を超えるものも珍しくなくなっています。ビンテージギターの価値に注目し、ビジネスとして市場を築き上げた存在こそが、ノーマン・ハリスだといわれているのです。もしもそんな人物が木材市場を運営したら、どんなことが起きるでしょうか。
ノーマン・ハリスはビンテージギターを、希少価値を持つ一つの芸術品として取り扱うことで、中古楽器市場を変化させてきた人物です。通常、どんな商品でも中古よりも新品の方が価値が高くなる傾向がありますが、希少価値という観点が加わってくると、そのバランスは大きく変化していきます。世界に一つしか無い品物には、特別な価値が備わるものです。欲しいと感じる人の数が多ければ多いほど、その商品の値が上がっていくことになります。
ノーマン・ハリスが木材市場を運営していたら、現時点では見出されていない新しい価値の指標が、誕生するかもしれません。木材のブランド化と差別化が進み、市場が活況を見せるようになるのではないでしょうか。
ノーマン・ハリスはビジネスに長けた人物だというだけでなく、楽器を愛する人でもあります。そういった人物がトップに立つことになれば、ホワイト・アッシュ等のギター用木材が大きな注目を集めるようになるかもしれません。
希少価値の高い木材は、市場でよりその存在感を高めていくでしょう。国産材、外国産木材など産地による違いについても、差別化が進んでいくかもしれません。
一つのブームを作り出した人物がトップに立って市場を引っ張るようになれば、様々な部分で変化が生じていくでしょう。良い変化ばかりとは限りませんが、行き詰まりを感じている人々にとって、大きな希望が生まれるかもしれません。ノーマン・ハリスによる木材市場の運営は、様々な可能性を生み出してくれそうです。

 

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