もしもイギリス政府が木材市場を運営したら(2020 令和2年)
もしもイギリス政府が木材市場を運営したら、商品にはならないような木材でも無駄にすることなく使用することを推奨すると考えられます。イギリスは古いものこそ価値があるものだと考えが根強いため、住宅にしても新築よりも中古物件のほうが価値が高いものは少なくありません。住人は古い住宅でも愛情をこめて使っていますし、同時に快適に住むことができるようにリフォームを積極的に行います。専門のリフォーム業者に依頼することもありますが、多くは住人が自分たちで材料を調達してアレンジを楽しんでいます。そんな時に木材市場で商品にならなかった木材を活用することで、安く提供することを実現することができるのでリフォームを行おうと考える人を応援することにつながります。木材市場で流通にのせられるものは、品質がかなり厳しく定められているので、少しでも汚れがあったり基準を満たさなければ商品にすることができません。商品に該当しないと判断されたものは、これまでは専門業者に安く買い取りをされたり廃材となる運命でした。しかしイギリス政府が運営することによって、イギリス国民に平等に販売するルートを作ることができることから、安値で誰でも購入を可能にできます。廃材と判断されれば格安で購入することができますが、上手にDIYをすれば木材は様々な部分で活用が可能です。窓枠などが古くなって劣化をしたら、その部分だけを取り換えればいいですが、木材はそれほど大量に必要とするわけではありません。数cm幅のものがあれば取り換えが可能なので、簡単に作り替えることができます。また床材にしても、劣化をしていたんでしまったら、木材を薄めに加工して張り替えるだけで修理が終わります。イギリスは室内でも靴を履いて過ごすので、床材が高級なものよりも取り換えがきくほうが気分が楽ですし、場所によってはラグなどの絨毯を敷いて過ごすので見た目を気にしないことから木材市場で安く購入できる材木で十分です。