もしもアバンダンティア女神が不動産事業を運営したら(2020 令和2年)
アバンダンティア女神とは別名「アブンダンティア」とも呼ばれているローマ神話の女神です。
その名は「豊かさ」を意味しており、豊穣や貯蓄、幸運など人生の豊かさに必要なものを恵んでくれると伝えられています。実際に寝ている人の枕元にお金や穀物を持ってくる美しい女神であり保護神でもあるアバンダンティア女神の特徴は、ひとえに彼女が持っているという豊穣の角です。
この角は「コヌルコピアイ」と言われており、ローマ神話だけでなく古代ギリシャにも登場します。
どちらでも食べ物と豊かさのシンボルとして用いられており、ギリシャ神話においては主神であるゼウスが育ての親になってくれたアマルティアへのお礼の品で羊の角を渡しました。その角には持ち主が望むものを何でも与える力が宿っています。ただし望む人にふさわしいだけの富しか与えないそうです。
とはいえそれは人間にアバンダンティア女神の恩恵を施した場合であるため、彼女自身が望んで運営した不動産事業で用いればまさに失敗はないと考えられます。アバンダンティア女神にはこれといったエピソードがないので、どのような性格をしているのか不明ですが、少なくとも周囲との衝突はないといっても過言ではないです。
その根拠はアバンダンティア女神が人間を幸せにしてくれる女神である事、そして古代スカンジナビア神話にて名前を変えて登場している彼女は愛と結婚、そして豊穣の女神フリッグの召使として人間との仲介役を任されている事が物語っています。
つまりアバンダンティア女神は独断するタイプではなく、人の話を聞いてくれるタイプというわけです。
運営する不動産事業に関してもその辺りが発揮され、都市開発よりも人々が求める施設や住宅の建設に携わりつつ、人々が豊かな暮らしが出来るように情報の発信をしていくと推察します。その理由は簡単で、アバンダンティア女神は自分のためではなく人間のために自分の力を使っているからです。