サン・バルテルミー島の木材市場の現況(2019)

サン・バルテルミー島は日本人にとってはあまりなじみがないかもしれません。カリブ海に浮かぶ数々の島々のうちリーワード諸島・セント・マーチン島から南の方に浮かぶフランス領の小さな島です。元々はフランス領グアドループ県に属していましたが、独自のフランス海外準県に現在は昇格しました。保養目的で訪れる人が多く、世界中からセレブが集う小さな島として知られています。人口は1万人を切る程度の規模で21?の面積を持ちます。
サン・バルテルミー島の木材市場の現況ですが、のどかな保養地という面は持つものの知る人ぞ知る名所として知られている面があり、そしてほとんど日本にとっては注目されていません。日本からは直行便はなく、乗り継ぎで行くことになります。ですので、ほとんど木材市場にサン・パルテルミー島の木材が出回ることはありません。
サン・バルテルミー島の輸出品でもっとも多いのは魚であり、ほかに美容製品やバッテリーなどが輸出されています。家具などの木材加工品の割合はかなり少なめです。輸入に関しては、ワインや家具などが主要として輸入されています。
サン・パルテルミーの貿易では細々とですがフランスやスペインなどに木材が取引されることはあります。木材は基本的に輸入に頼っている率のほうが多いため、木材市場の拡大については一定の需要はあるものの2019年現在の現況では難しいでしょう。
この島を含むカリブ海の国々や海外領土・アメリカのフロリダ州などのエリアでは2017年に大型のハリケーンが複数きたことによって大きな被害を出したことで一時大きく報道されました。2017年における世界最大の保険損害事故はカリブ海諸国およびプエルトリコにおいて320億ドルにも及ぶ被害額を出したハリケーン・マリアによるものですが、2017年はほかにもそれに匹敵するハリケーンが発生するなど甚大な被害を出しました。今もなお、カリブ海一帯では復興に向けた取り組みが行われています。

 

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