ウガンダの木材市場の現況(2019)

ウガンダ共和国は、東アフリカにある共和制国家です。かつてはイギリスの植民地であり、現在もイギリス連邦加盟国の位置づけにあります。ウガンダは東アフリカ高原に位置していて、ヴィクトリア湖を国土に有しております。その関係で陸地面積は約20万平方qとなっています。平均標高は1,100mとなっております。全体がナイル盆地の中にあって、ナイル川が流れており、それはコンゴ民主共和国との国境まで注いでいるのです。ウガンダは赤道直下にありますが、気候は地域によって異なっています。南部は年間を通して降雨量が多いです。ヴィクトリア湖北岸など、3月〜6月と11月〜12月が雨季に当たっております。片や、北部では乾季が多くて、南スーダン国境に近いグルでは、11月〜2月は空気の乾燥している季節となるのです。南西部の地域では、年間、雨が大変に多いのが特徴となっています。ウガンダの気候はビクトリア湖が大きく影響を与えています。ウガンダは土地が肥沃で鉱物資源にも潤沢に恵まれているところから、開発に向けての期待は非常に高いことは間違いありません。ただ今までの政治的な不安定と経済運営の誤りで、世界最貧国のポジションに置かれていたとの側面もあるのです。長く開発から取り残されてきました。アミンが統治していた混乱の時代を経て、経済回復計画を立案し外国からの支援を受けるアクションを起こしたものの、市民闘争が勃発したことによって経済回復が著しく遅れるに至ったのです。1986年には政府が経済再生を旗印に交通と通信のインフラの再構築に着手をいたしました。その流れで、1987年には外部支援をより強く求めるべく、国際通貨基金と世界銀行に向けて具体的政策を明言いたしました。この政策が効力を発揮し、インフレは終息を始めて2003年には7.3%にまで改善したのです。このような経済再生がなされた結果、ウガンダの木材市場も活性化されてきたというのが現況です。

 

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