ジブチの木材市場の現況(2018)木材市場

ジブチ共和国はアフリカ大陸の北東部に位置し、東にソマリア、西にエチオピアとエリトリアに接しており、紅海やイエメンのアデン湾に近接しています。アフリカに位置しながらアラビア語を公用語にしており、アラブ連盟に改名していることから中東に含まれる場合もあります。19世紀末にはじまったスエズ運河建設にあわせて、イギリスとフランスの定刻列強のアフリカにおける覇権争いは活発になり、近隣のエチオピアと同様に覇権争いの舞台になりました。エチオピアにイギリスが侵攻し、さらにソマリアにも出兵するなど一時はイギリスの覇権がアフリカ北東部の「アフリカの角」一帯で確立を見たかのような様相を呈しましたが、イギリスの影響下にあったエチオピア王国がイギリスとの戦争に敗れるなどしてさらに不安定感が増すことになりました。イタリアの支配を嫌うエチオピア高低はフランスに軍事援助を依頼し、1894年にはジブチからエチオピアのハラールまでの鉄道敷設権を、エチオピアからフランスは得ることに成功します。それを足がかりにフランスは1895-1896年の第一次エチオピア戦争によって、フランス領ソマリとして一帯の植民地化に成功することになります。その後はソマリアから一帯に居住するソマリ人主体の武装勢力が武装蜂起するなど政治的に不安定な時代を経て、第二次世界大戦終了後の「アフリカの年」と称された1960年を迎えてもなお、シブチ国内の政情不安はおさまらずフランスの植民地であり続けることを選択しました。ようやく独立を見たのは1977年になってからですが、グレド大統領就任後も民族対立はおさまらず1991年には内戦が勃発、2001年終結まで継続しています。
ジブチの国旗には月桂冠の葉が描かれており、国内の中央部には「ダイの森」とよばれる森林知多も広がっており、第一次産業への従事者も多く農民が国民の25%を占めるものの、国土お開発は進んでいません。そのためジブチの木材市場の現況も産業としては未発達に止まっています。

 

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