コロンビアの木材市場の現況(2018)

コロンビアの木材市場は2009年までに1度需要と供給の推移に関して減少傾向である様子が見られたものの、現況では一度減少傾向になった傾向に回復が見られるようになり安定を取り戻しています。
そのようなコロンビアの木材市場で取り扱いされている主な製品は製材と合板ですが、合板については昨今の10年間でおよそ4倍も急成長を遂げています。
2009年までの減少傾向が見られた頃には例に漏れず合板の需要も減少してしまいましたが、事態を重く見た関係者や有識者が対策に乗り出し関税に至るまで見直しとテコ入れを講じた結果、現況は安定的になりました。
そうした10年間でおよそ4倍にも及ぶ急成長をしているコロンビアの合板が使用されるのは家具や住宅用の建築材である事例が多いため、求める消費者の中では建築関連業者と家具製造業者が大部分を占めており、具体的な内訳としては家具製造業者がおよそ7割で建築関連業者がおよそ3割を消費しています。
一方の製材ではコロンビアで得る事ができる非常に堅い質の木材という特性を活かし屋外デッキや床材、ドアなどの住宅内にて取り分けて頑丈さを有する箇所にて用いられます。
また、頑丈で質感が高いので1個あたりの単価が高くさせられる様子から収益性に長けているのがコロンビアの木材が持つ強みでもありますが、重厚感があり高級感が高められる室内設備を求めている宿泊施設や富裕層にもピンポイント的に好まれる事から、安定的な大量受注が確立されているのも現況のコロンビアの木材市場が活発になっている所以です。
さらに、コロンビアの木材市場の成長に伴い木材市場で活躍する人材の採用を増やしつつ、積極的に先進的な技術も採用して未来を見据えた新たなる木材市場の実現を図っています。
その中でも現在世界中の木材業界から注目を集めているのが、これまでは廃棄物として厄介者扱いされていた廃材や間伐材、製材くずを有効活用しペレットに生まれ変わらせるという企業の誕生であり、この企業がコロンビアの木材市場の中心となりさらに発展していく可能性が非常に高いです。

 

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