アメリカの林業の現状

日本人はもちろん、世界各国の人々がアメリカに対して抱いているのはダイナミックな機器や車両を使用し、ダイナミックに広範囲の森林を相手に多くの木々を採取していくという林業の方法ですが、そのような様相はアメリカが歩んできている時代により一貫しているわけではありません。
まず、現状で言えば今日行われているアメリカの林業は本国が昔から得意としている方法に戻ってきているのですが、今の様子に戻ってからはまだ日が浅いです。
実は一言でアメリカとは言ってもトップに立つ大統領の方針や思想、考え方により林業の現場も様相が大きく変わり翻弄されていると言っても過言ではない状態になります。
現在の大統領はトランプ大統領ですが、以前のオバマ大統領は自然は有限であるのでできるだけ自然破壊をしないように心がける政策を打ち出し、他国が行っている温暖化を食い止めるアプローチに足並みを揃えるようにして林業の環境整備を行ってきました。
環境整備とは言っても木々を切り倒して採取しないように心がけるように訴えていたり、巨大で大量の排気ガスを放出する運搬用のトラックや作業車を稼働させないようにするといったように、蓋を開けてみると林業をストップさせる事と遜色がありませんでした。
一方、現状は大統領がオバマ大統領からトランプ大統領に代わっている事もあり、政策の方針が180度真逆の様子になっています。
オバマ大統領の自然はできるだけ守らなければならないという思想に対し、トランプ大統領はアメリカがかつてのように強い国であるためにはダイナミックな仕事をしなければならないという思想を有しているので、まるでアメリカが古くに急速に発展していった時と同じように作業をして構わないとしています。
そのため、林業に従事する者の数は一時期の冷え込んだ状態から脱却し急激に増えているのですが、鬱蒼とした木々がたくさん生えていた森からは緑が急速に減りビジネスを一番に考えた状態です。

 

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