岐阜県の木材市場の現況(2018)

岐阜県は、中部地方にある都道府県の一つですが内陸部に位置しており多くの自然に恵まれた場所になります。弟山深い場所で平地が少ないですので木材市場の現況などを見てみるとやはりほかの都道府県に比べても木材の生産量が多い傾向にあるといえます。
岐阜県の樹木は、寒い地方で育っておりそれでいながら夏場は非常に日差しが強いためとても頑丈な樹木に育つのポイントになるわけです。頑丈な樹木に育つと、住宅建築などで非常に役に立つことが分かっています。住宅の場合は、広葉樹より針葉樹の方が多く使われますが、そのため杉を中心とした針葉樹林の伐採が増えている傾向がありました。ただ、昭和の終わりごろから平成にかけて多くの樹木が伐採されたため、地球温暖化問題などが影響して新しい樹木を植林しようといった話しになったわけです。そのころに植えた樹木は現在10年から20年の時間が経過しておりそれらの樹木の伐採する予定になっています。また、すでに伐採されたものもありますのでおよそ10年から20年単位で少しずつ伐採をしながら樹木を植えていけば樹木の生産で地球環境を悪化させることもなくまた土砂崩れなども防ぐことが可能になります。
岐阜県の木材に関するデータで全国的な位置づけを見てみると、林業の生産量は全国で5番目になっています。1位は北海道になりますが他は岩手県や長野県そして福島県が上位に入っている傾向です。ガイドには遠く及ばないものの、福島県とはそれほど大きな開きがあるわけではありません。
国有林は比較的少なく民有林が多い傾向にあるのが特徴といえるでしょう。国が経営している部分は少ないため、個人で土地を持っており林業を営んでいる人がほかの地域に比べて多いことが理解できます。針葉樹に関しては、杉の木よりもヒノキの生産量が多く全国6位になっているのがポイントです。ヒノキ自体は非常に頑丈なつくりになっていますので、岐阜県のヒノキを使って住宅を建築する場合は高い値段で売れるでしょう。

 

トップへ戻る