長野県の木材市場の現況(2018)

長野県は、中部地方の中でも自然が多い所として知られています。日本野都道府県の中で3番目に面積が大きいことから森林の面積も非常に大きく樹木の産出量も大きいことが理解できるでしょう。木材市場の現況などを見ていると、昔に比べれば伐採する樹木などは減少してきていますが、それでも長野県の樹木は非常に魅力的があるとされており市場では高い金額で販売されています。そもそも長野県自体は、冬場は非常に寒いためそこで育つ樹木も引き締まって頑丈なものが多いのがポイントになります。そうすると、住宅などに使う時に頑丈な住宅ができあがる可能性が高くなるでしょう。現在は輸入の木材が増えていますが、長野県を中心とする国内の木材も見直されている傾向にあるといえます。
住宅の着工数を見てみると、日本の平均と同じように減少してきていますが、平成10余年のころから多少前後するもののそれほど大きな変化はありません。ただ昭和40年代に比べると半分程度に減少してきているため樹木の伐採自体は減少してきているといえます。ただ重要なのは、住宅の建築数が減少している割にはそこまで木材の使用率が減少してきていないことです。この点を見逃してしまうと間違えた事実を認識することになるでしょう。どのような意味かといえば、建物の減少の割には木造住宅が増えています。つまり、RC住宅などは昔に比べた減少していることがわかります。
なぜこのような傾向があるかといえば、最近は3階建の住宅などでも耐震性が強化されており木造のものが増えてきているからです。一昔前ならば、木造の住宅は耐震性が弱いとされていましたが最近はそうではなくRCほどではないにしてもかなり強化されてきているのがポイントです。それに加えて、耐火性も優れているため火災などが発生しても減少する可能性は少なくなっています。
樹木はスギなどが多いですがカラマツなどの針葉樹などが多い傾向にあり外国産と比べても質が高いことから優遇されています。

 

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