上海市(中国)の木材市場の現況(2019)

上海市(中国)の木材市場の現況(2019)は、いまのところあまり良く分かっていません。なぜならば現在は2018年であり、2019年の状況を総括することは難しいからです。それでは上海市(中国)の木材市場の現況(2019)について、今の時点で考えることはできないのでしょうか。これについてはこれまでの情報や記録などに基づいて、ある程度の推論のようなものを考えることができます。ただしその場合には様々な正確なデータが必要になりますので、安易に考えるのは危険だといえるかもしれません。つまり結論としては、よくわからないということになります。

 

そんな上海市(中国)の木材市場の現況(2019)ですが、今の時点では活況となっているようです。これは中国という国全体の経済状況に勢いがあり、木材の需要が高いことが理由だといえるでしょう。世界は今から10年ほど前にリーマンショックによる不況となりましたが、その中で唯一大きな経済発展を果たしたのが中国です。これは豊富な資源を有することと先進国と比較すると人件費が割安であることなどの条件により、世界における工場としての役割を果たしたことが大きいといえるでしょう。例えば日本の大企業ではそれまでは国内で生産を行うか、あるいは東南アジアの各国に工場を建築して現地での生産を行うことが一般的でした。しかしリーマンショックを機に中国に工場を移転する企業が増えて、日本企業の製品であっても「メイドインチャイナ」として製造されることが多くなったのです。

 

このような経済的な背景により、中国の生産業は大きく発展しました。さらに現地に進出した先進国企業の技術を取り入れることにより、近年ではその品質も大きく向上しています。家具や工芸品などの木材を使用する製品の生産も増加しており、上海市(中国)の木材市場においても木材の需要が大きく増えているのです。この傾向は今後も続くと考えることができるでしょう。

 

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