内モンゴル自治区(中国)における木材市場の取引状況(2019)

内モンゴル自治区(中国)における木材市場の取引状況(2019)

 

内モンゴル自治区(中国)は、モンゴルの南部にある自治区です。
面積は日本の約3倍あり、標高600mから1400mの高原が広がっています。
内モンゴル自治区(中国)の主な産業は農業と畜産業ですが、林業や鉄鋼業も注目を集めています。
豊富な天然ガスと石炭があり、希土類の生産量は中国でもトップです。
内モンゴル自治区の林業には多額の投資がされ、林業生産は著しく発展しています。
科学技術も林業の発展を支え、管理の面でも飛躍的な進歩が見られます。
心配されていた砂漠化地域の面積が減り、安定した状態になっています。
森林と草地の被覆率が上がり砂漠化地域が縮小することで、生態環境が回復しつつあります。
林業が前進することで、木材市場の取引状況も活発になっています。
日本国際協力機構は中国各地にボランティアを派遣していますが、内モンゴル自治区には森林保全のボランティアがいます。
ボランティアは林業局で林業と森林の保全に関わります。
林業工作課では漢方薬の栽培なども行います。
内モンゴル自治区(中国)の草原は広大で、全てを管理するためには多大な労力が必要になります。
林業局と共に行う活動計画では、質の良い苗を使って効率的な緑化を進めています。
土地利用では様々な利用方法を検討します。
観光資源を利用して集客を考え、植樹活動も実施しています。
学生と一緒に植樹を行うことで、学生は森林や緑化の重要性がわかります。
生ごみを利用して有機肥料を作り、土壌の改良を行います。
日本の高い技術力を伝えることも大切な仕事です。
中国では農耕地を森林や草原に戻す政策を実施しています。
農耕地の森林化プロジェクトに投入されたお金は、約8兆円です。
プロジェクトにより生態系が保護された場合、投資金額以上の価値があります。
内モンゴル自治区の重点国有林地区では、樹木の伐採が禁止され繁殖業に力を入れています。
オランダから初めて受け入れたトナカイは、自然環境に順応して赤ちゃんも誕生します。
林業局では繁殖レベルを向上させ、中国でも最大の繁殖センターや動物病院の設立を目指しています。

 

 
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