広西チワン族自治区（中国）における木材市場の取引状況(2019)

広西チワン族自治区（中国）は、中華人民共和国の南部にある自治区です。
東に広東省、西に雲南省があり南西はベトナムとの国境になります。
東西北は標高1000mから1500mの山に囲まれた盆地で、面積の半分は石灰岩の地帯です。
桂林は中国でも屈指の観光地で、海外からの観光客も数多く訪れます。
中国西部には12の省と自治区がありますが、唯一の沿海地区になります。
ベトナムとの距離が近く、対ASEAN経済交流にとって重要な地域です。
首都は緑の街と呼ばれ、豊かな緑の木々と美しい花々に恵まれています。
夏は高温多湿で冬は温暖な亜熱帯性モンスーン気候で、7月から9月は台風のシーズンになります。
自治区の面積は日本の本州と同じくらいの広さで、熊本県とは友好都市関係にあります。
広西チワン族自治区（中国）は他民族地域で、12の少数民族が居住しています。
豊富な降水量と温暖な気候を持つため、農業も盛んです。
広西チワン族自治区（中国）は中国でも重要な林業区です。
木材の生産量では全国1位で、木材市場の取引状況も安定した状況を保っています。
鉱物資源にも恵まれ、セメントの原料も豊富にあります。
広西チワン族自治区（中国）は3つの水系を持つため、水資源が豊富です。
世界的に有名な桂林は、美しい川の流れと両岸にそびえ立つ山々で知られます。
山水画のような風景は、国内外の人々に愛されています。
広西チワン族自治区（中国）は積極的に緑化活動を行ったこともあり、森林率が7割近くまで回復します。
森林都市のプランがあり、森林都市が完成すれば地域の大気の質を改善すると期待されています。
プランではオフィスのエリアや居住エリアに加えて、学校や病院なども施設も建設されます。
すべての建物の外側は緑の植物で覆われることになります。
森林都市は、4万本以上の樹木と約100品種の植物に囲まれる予定です。
空気の浄化機能に加えて気温を調節する機能もあり、プランが実現すれば生物の多様性も保護することになります。