青海省(中国)における木材市場の取引状況(2019)

青海省(中国)における木材市場の取引状況(2019)

 

青海省(中国)は、中国の西部にある省です。
青海・チベット高原の北東部に位置し、省の名前の由来となった国内最大の湖沼である青海湖があります。
北部から東部は甘粛省、南東部は四川省そして南部から西部はチベット自治区、西北部は新疆ウイグル自治区と接しています。
気候は大陸性の高原気候で、一日の温度差が激しく降水量は少なめです。
地形も多様なので、さまざまな動植物が生息している省でもあります。
省都は人口205万人の西寧市で、チベット高原最古の街です。
多様な動植物や豊富な鉱物資源など経済発展の余地は大いにありますが、内陸部にある都市のため現状は経済成長の恩恵を受けられていません。
ですが今後沿岸部の経済発展が内陸部まで届けば、大きな成長を遂げる可能性があると言われています。
青海省(中国)はチベット自治区とも接していることから、優良なチベット産木材を取り扱う木材市場が多数あります。
チベット自治区は外国人の立ち入りが厳しく制限されており、中国の国外からやってきたバイヤーがチベット産木材を購入したくても、現地の木材市場まで行くことはできません。
外国人がチベット自治区に立ち入るためには、ビザの他に入域許可証を取得する必要があるからです。
しかし青海省(中国)は外国人の立ち入りを厳しく制限していないため、優良なチベット産木材を木材市場で手に入れられる可能性があります。
もちろん青海省(中国)の木材市場の取引状況が活発なので、旺盛な中国国内での需要があるからです。
現在の中国国内は沿岸部を中心に建設ラッシュが続き、住宅用木材を中心に需要は高まっています。
それらの需要を支えているのは、北東部の省ともにチベット産の木材です。
ですからチベット産木材の入り口である青海省(中国)の木材市場も、重要度は高いと言えるでしょう。
木材市場の重要度が国内で高まり続ければ、青海省(中国)も成長し今より発展する可能性は高いと考えられます。

 

 
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