黒竜江省(中国)における木材市場の取引状況(2019)

黒竜江省(中国)における木材市場の取引状況(2019)

 

黒竜江省(中国)は、中国北東部にある省です。
国内とは東で内モンゴル自治区、南は吉林省と接しています。
黒竜江省(中国)は中国の最北東部に位置する省なので、アムール川を挟みロシアとも接する国境の街です。
人口は漢族が90%を占め、モンゴル族や満州族、朝鮮族も少数ですが暮らしています。
黒竜江省(中国)は、中国国内で食糧基地の一つとなっているエリアです。
農業が盛んな省で、良質な大豆・小豆・黒大豆が栽培されています。
農業とともに、黒竜江省(中国)で盛んな産業の一つが林業です。
国土の広い中国でも最大の林業省と言われ、森林面積は3126万ヘクタールと広大で省全域の68.9%を占めます。
つまり黒竜江省(中国)は、3分の2は森林と言えるわけです。
これだけ広大な森林面積を有しているので、森林の生態系も豊富です。
樹木の種類は100以上あるとされ、利用価値が高いものだけでも30種類はあるとされています。
豊富な森林面積や生態系を活かした林業が黒竜江省(中国)では行われており、国有林も多くあります。
国も黒竜江省(中国)の林業には力を入れていて、国内における最大の材木基地といっても過言ではありません。
しかし国有林とともに、大小興安嶺や長白山脈にある天然林資源も現地では主体となっています。
国内でも最大の材木基地ですから、黒竜江省(中国)の木材市場は非常に活況です。
木材市場の取引状況ではさまざまな種類の樹種が取引されており、どれも活発な売買がされています。
住宅用や産業用木材などあらゆる材木が木材市場では取引されるので、国内から多数のバイヤーが押しかけている状況です。
経済成長が続く中国では、木材需要が一層高まっています。
国内だけでは需要を満たすことができず、海外にまで出向くバイヤーも多数いるほどですから、中国で最大の木材基地にある木材市場の取引状況が悪いとは思えません。
今後も国内の木材市場を支える存在として、多くのバイヤーが訪れるでしょう。

 

 
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