江蘇省（中国）における木材市場の取引状況(2019)

江蘇省（中国）は、中華人民共和国東部にある省です。
北部には山東省があり、南部には大都市の上海市があります。
2500kmに及ぶ大運河が南北を貫き、水路が発達しています。
江蘇省（中国）には水上森林公園があります。
絵巻物の世界と称えられる森林公園には美しい草木が生い茂っています。
21世紀に入ると中国経済は急速に発展し、本格的に住宅の建設が始まります。
中国では建物に鉄筋コンクリートが使われていますが、壁材や床材などの内装材や家具など木材需要が拡大します。
急速な拡大に対応していたのが国産の人工林とロシアなど海外からの輸入丸太です。
江蘇省（中国）の蘇州では、2004年にアジア欧州都市林業シンポジウムが開催されています。
5日間にわたり開催されるシンポジウムは中国国家林業局やデンマーク環境省、フィンランド貿易省などが共同で主催したものです。
アジア欧州会議の加盟国から訪れたのは、環境保護や都市林業などを研究している専門家や学者です。
シンポジウムではグリーンオリンピックや都市林業について討議され、都市林業の協力強化を目的とした提案が採択されています。
江蘇省（中国）は経済的先進地域で、文化財が多い場所です。
美しい自然に恵まれ、木材市場の取引状況も引き続き安定しています。
最近は江蘇省で活躍する外国人が増加中です。
2013年から外国人専門家百人計画を実施している江蘇省では、国際的に有名なハイレベル人材を取り込んでいます。
江蘇省の競争力指数は中国でも上位に入っていますが、さらに伸びる勢いです。
優れた人材を海外から呼び寄せるために、江蘇省では出入国関連の新政策を打ち出します。
グリーンチャネルを設けることで、条件を満たした人材が中国に永住できるようになっています。
認定基準をクリアして関係当局の推薦があれば、配偶者や未成年の子どもも長期滞在を申請することが可能です。
江蘇省はテクノロジーの分野でも注目され、経済成長への寄与率が60%を突破しています。