高槻市における木材市場の現況(令和2年 2020)

 

高槻市は大阪と京都の間に位置する都市です。「水とみどりの生活文化都市」をコンセプトに大阪と京都のベッドタウンとして、住みやすい街を目指しています。そんな高槻市における木材市場の現況について、市では「たかつき産材認証制度」を設けています。2014年9月から木材利用を通じた循環型社会の実現に向けて、「高槻市木材利用基本方針」を策定。さらに2017年からは大阪府の「おおさか材認証制度」を活用した、市内産の木材であることを公的に証明する仕組みを導入しました。高槻市内で生育・伐採された木材であることを証明するもので、認定を受けた製材事業社が「たかつき産材」として証明したうえで販売・利用することが可能になっています。認定事業社は製材業として10年以上営業していて、「たかつき産材」の供給に向けた体制が出整っている事業社に付与されます。これにより高槻の森林を活用し、建築資材の流通から加工まで地産地消の取り組みが可能となっているのです。市内では「大高木材株式会社」がこの認定を受けています。大高木材は各種木材や土木用資材の販売から各種リフォーム全般を請け負っている会社です。特にリフォーム事業に力を入れていて、例えば酒造会社の木造の外壁を内部の耐震補強も行いながら施工するなどの実績を持っています。また京都などの観光地域では、街の景観を保つため公共の設備についても様々な基準が設けられています。例えば消火栓なども鉄製で作るとどうしても殺風景な印象になります。このためこの会社では木製で消火栓作ることで景観に配慮した設備を施工するなどの実績も多くあります。ほかにも例えば檜風呂やテーブル、白木のカウンターや家具など多様な注文にも相談に取ってくれます。など様々な木材を取り揃えているため、製材の際に余った端材も充実。小売りでも販売しているので、DIYや日曜大工にも利用でき地域の人達にも親しまれているようです。

 

 
トップへ戻る