大阪市城東区における木材市場の現況(令和2年 2020)

大阪市城東区における木材市場の現況(令和2年 2020)

 

大阪市城東区の木材市場の現況について、「大下材木店」「小浜木材工業」ならびに「井川産業」の3つの材木店が営業を営んでいます。そのうち大下木材店は、DIYにも適した木材を提供してくれます。ホームセンターだとどうしても形の決まったものしか揃えていないことが多いですが、この木材店では利用の際に余った様々な大きさの木材がリーズナブルに提供されています。またその場で鋸などの機材を使って自分でカットしたり、職人さんが希望に合わせて大きさをカットしてくれたりするなどのサービスも充実。外観自体は普段目にしているような店舗ではない印象なので、ちょっと入るのに勇気がいりますが親切に対応してくれますよ。小浜木材工業は、建築資材の販売や住宅建設などどちらかというと建物の建築を生業にしている会社です。特徴的な点としては次の世代を育成するための「大工育成プロジェクト」と呼ばれる次世代育成事業を行っている点。例えばお寺の建築や修繕を行う場合、通常の建築資材と異なり釘などを一切使わない建築方法が求められます。このような専門の職人を宮大工と呼びますが、建築の機会かが進んだ背景から現在その職人の人数は減少の一途をたどっています。このような現状に対し次世代の担い手を育てるという目的で、立ち上がったのが「大工育成プロジェクト」です。観光産業として寺や神社仏閣を訪れる人が国内外問わず増えていく一方で、古い建物をできるだけ保存しながら修繕していくという技術は機械では出来ない部分が多くあります。そして大工としての基本的な技術がこれらの修繕の際の土台になるため、機械化になれてしまうとどうしても対応が難しくなってしまう。そんな状態に陥らないよう小浜木材工業では様々な研修を行っています。例えば技術研修では、実際の建築現場で熟練の職人を講師として派遣するサービスを行っています。木造建築の構造や造作を基礎から応用まで幅広く教えてくれるため、経験を通しながら成長することが出来ます。

 

 
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