米マツに対するコロナウイルスの影響について(令和2年 2020)

米マツに対するコロナウイルスの影響について(令和2年 2020)

 

米マツは、北アメリカ大陸の西部に分布している樹木です。
具体的にはカナダのブリティッシュコロンビア州からアメリカのカリフォルニア州に分布し、日本には明治時代から輸入され建物の梁や桁などに使われてきました。
現在では建物の梁や桁の他にも合板や建具、家具に造船などさまざまな場面で使われていて、海外の樹木でも日本にはなくてはならない木材となっています。
米マツに対するコロナウイルスの影響はさまざまな場面に及んでいると考えられ、たとえば海外から日本に輸入される量は今後減るかもしれません。
今後減るかもしれないと考えられる理由は、コロナウイルスの影響による経済活動の停滞が挙げられます。
北アメリカ大陸、特にアメリカはコロナウイルスの感染者が増え続けており、外出禁止令や都市封鎖を行い賢明に感染拡大を防いでいる状況です。
このような状況のため経済活動もストップしており、米マツの供給にも影響は及んでいるかもしれません。
たとえ米マツが供給されても、今度は日本に輸入をしなければいけません。
アメリカやカナダの港で米マツを積み込み太平洋を越えて日本に輸出しているので、このときにもコロナウイルスの影響は及んでしまうでしょう。
さらにコロナウイルスの影響により、日本での木材需要も低下が予想されます。
国内での主要な木材需要は建物の建設時ですが、コロナウイルスの影響で不景気になれば住宅需要は間違いなく落ち込みます。
すると住宅を購入したり建てたりする人が減るので、梁などに使われる米マツの需要も減ってしまうでしょう。
国内で米マツの需要が低下すればそれに関わる日本人も被害を受けますし、供給元のアメリカやカナダにも影響は及んでしまいます。
米マツに対する影響を最小限に食い止めるためには、コロナウイルスの感染拡大防止が何よりも大切です。
感染拡大を防止しコロナウイルスの脅威が過ぎ去れば、再び需要は増えてもとどおりになることがきたいされています。

 

 
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