スギに対するコロナウイルスの影響について(令和2年 2020)

スギに対するコロナウイルスの影響について(令和2年 2020)

 

春になると花粉症で毎年のように悩む人が多くいます。とりわけスギ花粉は、おおむね二月から四月頃で飛散量が増えています。日本における最大の花粉症の原因といってもよいでしょう。
2020年の年明けから日本において、コロナウイルスの蔓延が深刻化しています。コロナウイルスは、人から人に感染しやすいため、うがいや手洗い、そしてマスクの着用が強く呼びかけられています。さらにエアロゾルといわれる飛沫感染の可能性もあるため、密閉や密室を避け喚起の徹底がみられます。このような中、今までの日常が変容し常にマスクが必須となっている現状には、さまざまな問題が出ています。
このコロナウイルスとの闘いのなかで、今まで花粉症が出やすい人たちはどのように過ごしているのか気になるでしょう。スギ花粉の影響で、くしゃみや咳といった症状が出る人もいます。さらに微熱がでるという人もみられます。
しかしながら、コロナウイルスに感染した人の初期でも咳や微熱といった同じ症状がでてしまうのも事実です。感染しているのか検査もなかなか受けさせてもらえない、という声も多くあります。
さらに、マスクもなかなかスーパーや薬局で買えず、花粉症の人はマスクを洗って使ったり、手作りマスクをしたりして努力しています。
また、コロナウイルスとスギの大きさは異なります。スギはコロナウイルスよりもおよそ二百倍の大きさです。そう考えると、私たちが出来る可能性は広がります。例えば、屋外の対策と室内の対策を変えるように工夫することができます。
加えて、この現状でスギに弱い人たちへの影響をどのように抑えるかという問題です。効き目のある薬を見つけている人は、薬局で処方してもらったり、市販薬で封じ込めます。そのようにしても、この時期を周囲の人びとに誤解を与えずどのように過ごしたらよいか困ります。非日常である今、その影響は様々な面に表面化している課題について、今後の解決策を見つけていかなくてはなりません。

 

 
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