東海市における木材市場の現況(令和2年 2020)

 

東海市は名古屋の南、知多半島の西北に位置する場所で、港湾部分には工場が建ち並ぶほどで第二次産業が発展した地域的な特徴を持ちます。港湾では著名な名古屋港を持ち、製造業などの運送用にも活用され、発展しています。
東海市の東部に位置する御雉子山は丘陵地になり、その西側には昔ながらの里山が残る風情も見られ、森林やみかん畑なども存在していました。しかし現在では宅地開発や商業地の開発が進み、住宅地になっています。
そのため令和2年現在では、市内で森林面積もほとんど見られることがないので、森林伐採が行われることはほとんど存在しないです。東海市内の木材市場の現況には、まず鉄鋼の街で製造業が発展していた経緯もありますが、それに利用される副次的な木材需要も存在しています。
他にも商業施設ではホームセンターも市内郊外によく見ることができるので、店頭でも木材が並べられることも多く、一般消費者でも手に入れることも可能です。また一般住宅でも木造建築が見直されていることもあり、木材の需要も高まっております。
ただ外国産の安価な木材で住宅建築される傾向性が続き、東海市内でも国産材を活用した木造住宅建築は苦戦を強いられています。平成25年には東海市では、国内木材を使用することで国内の森林整備が進展することで、積極的な木材利用を推進する方針を打ち出しております。
手始めには多くの市民が利用される公共建築物での利用を想定し、その目標を掲げた取り組みを実施が存在します。東海市内で新たに建築する低層建築物においては、積極的な木材化を図るように努めています。
それ以外にも整備する建物の構造が木材・非木材であっても人目につくところの使用は、木質化を推進することを策定しております。使用する木材は、特殊な部分を除いて原則的に国産材を利用するとしており、国内の木材市場から仕入れを検討する模様です。
令和2年の現況においても、その流れを踏襲するとされており、予算や設計、構造上などでも可能な限り、国産材を使用される見込みとなります。

 

 
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