伊根町における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

令和元年に突入して、東京オリンピックへのカウントダウンも始まった今、伊根町の木材市場の現況も日々刻々と変わり始めています。大型施設の建築にはコンクリートや鉄骨がメインに使用されますが、細かいところやアクセントとして木材を使用することも多いです。海沿いは腐食に強い言われている檜などが多く遣われる傾向があり、耐久性が求められる場合は杉などを選択します。伊根町は漁業が盛んで、水の上に家を建てて、一階部分が船の保管場所になっています。伝統的建造物群保存地区としても認定されていて、日本の水の都として多くの観光客が訪れる地域でもあります。伊根町は山がたくさんあり、檜や杉の数も多いです。町内の建物の一部は観光名所になっているので、頻繁に建てかえることはできないです。木材市場を見てみると京都全域に輸出をしていて、日本国内に範囲を広げても取引はあります。伊根町で観光スポットになっている舟屋を作るためには、腐食に強い木材を使用する必要があります。木は1度腐り始めると復活することは無いです。腐食が進むと耐久性が著しく低下して、重さを支えることが出来なくなります。特に基礎となる部分には腐りにくい木を優先して使用しなければいけないです。舟屋は潮風などに強い木材や石を素材としていることが分かります。伊根町は高波の被害は少ないので、波で削れることは少ないです。今後は建てかえも必要になる建物も出始めるので、新たに木材を使う可能性もあります。輸入量はあまり増えることは無いと思いますが、輸出量は少しずつ増加していく可能性は高いです。伊根町は観光客を獲得するために古民家を使ったカフェや雑貨屋などを開業する人が多いです。その影響もあって観光客数は年々増加していて、海外の方からも注目を集めるようになりました。今後も人気は上がり続けるはずですし、経済的にも良い影響が出始めると思います。UターンやIターンなど地域活性化も期待できます。

 

 
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