長岡京市における木材市場の現況(令和元年 2019)

長岡京市における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

長岡京市は京都府の中で南西の位置にある市、梅や霧島ツツジ、モミジなどでも有名な長岡天満宮をはじめ、土御門天皇陵・モミジで有名な光明寺や楊谷寺(柳谷観音)・牡丹で有名な乙訓寺などの名所や旧跡が多数点在し得要るエリアです。また、勝竜寺城公園や長岡京市立中山修一記念館、恵解山古墳などの観光スポットも多数あるなど観光に訪れる人の数が多い市といわれています。ちなみに、2014年度の調査の中で、長岡京市の観光入込実客数は対前年比101.4%で観光消費額は対前年比107.4%などの結果が出ており、年々観光に訪れる人が増えているようです。

 

長岡京市の西側半分近くは山間部で、特に西山と呼ばれているエリアは古くから林業が盛んな場所として知られています。西山からは薪や柴、建築用木材など数多くの恩恵を受けている、現在では多くの人々が西山に訪れて森林浴を楽しむ光景が増えているようです。元々林業が盛んに行われていた場所ではあるものの、輸入材に押され気味になっているなどからも木材市場の現況は従来と比べると低迷しているともいいます。ただ、長岡京市では多くの人々が山地に訪れる、地域の森林整備の担い手となるため森林組合が率先して森林整備を行っているなどの特徴を持ちます。

 

健全な森林育成や管理、地元の木材の有効活用を積極的に行っているなど木材市場の活性化にも貢献しています。林業に興味があるけれども森林の専門知識が薄い、技術が未熟など不安を抱く人も多いかと思われますが、長岡京市の森林組合では専門的知識や技能を習得するための講習会への参加や資格取得を促進しているなどの頃実が行われているようです。さらに、市内の林業従事者の育成を行う地元雇用を促進することで、エリア内の木材市場の活性化に繋ぐことができる、次世代まで豊富な森林資源を有効活用できるようになるなどのメリットもあります。ヒノキやカラマツ、スギなど良質な木材を生み出す地域、現況としては徐々に回復しているといっても過言ではありません。

 

 
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