古座川町における木材市場の現況(令和元年 2019)

古座川町における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

古座川町は、和歌山県東牟婁郡にある町で、紀伊半島南方の山間部に位置します。古座川材を産すなど林業が盛んな町でもあり木材市場における現況も活性が行われているようです。古座川町の町の由来の中には町の中を開流れている古座川にちなんで命名されたなどの歴史があります。古座川町の面積は、2005年5月に田辺市が日高郡の龍神村や西牟婁郡の中辺路町大塔村や東牟婁郡の本宮町などと合併したことで、新たな田辺市になるまでの間は和歌山県の中でも最大の面積を持つエリアでした。

 

古座川町は紀伊半島の最南端に位置しているのですが、海際まで山地が迫っている特徴があり、これは紀伊半島の地形の特徴の一つ、当エリアにおいても例外ではありません。南端部から海までの距離は僅か1kmあまり、町域の約9割は山間部が広がるなどの特徴を持ち、町域の平坦な場所は全体の1割に満たないなどの環境になっているわけです。集落は主に平坦な場所に集まっている、平坦な場所以外では林業が盛んでヒノキをはじめ、カラ松やスギ林などが多くあり当エリアの木材は全国各地へと流通される、建築用木材や家具などで使われることが多いといいます。

 

林業は年齢を重ねることで仕事自体が厳しくなる、若い担い手が必要不可欠な存在です。古座川町では林業労働者単独共済事業補助金を用意しており、町域内に在住している林業労働者に対して毎年一時金の支給を行っている、労働者の確保および雇用においての安定化を図る、林業労働者の福祉向上に貢献するための取り組みが行われています。林業を守る姿勢を持つのが古座川町の特色の一つでもあるわけですが、これは古くからこの地が林業で支えられて来た歴史があること、この歴史を次の世代に引き継ぐためにも、森林をより良いものにする、自然の維持を推進するなどの目的があるのではないでしょうか。また、地域の活性化を図る目的で山林の整備や観光客を呼び寄せるための様々な取り組みが行われている場所です。

 

 
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