上富田町における木材市場の現況(令和元年 2019)

上富田町における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

上富田町は和歌山県の南部にある町で、白浜町と田辺市に囲まれています。
黒潮の影響により気候は温暖で、人口が増え続けている元気な町です。
1976年の第一次総合計画では農業での発展を目指していましたが、第二次総合計画では農業と商工業が融合した町へと転換を図ります。
上富田町では地域振興のために交付された1億円と様々な補助金を足して原資をつくり、地方債を発行するなどして資金を調達します。
その資金で文化会館とスポーツセンターを作り、健康的な町をつくりあげます。
豊かな自然と歴史を感じられる町は、イメージアップに成功します。
和歌山県は林業にも力を入れています。
使える木材が多いため、楽に切り出して運搬ができるように様々な取組みを続けている状況です。
作業道や林道を整備することで大型の機械が使えるようになり、少ない人数でも木材の運搬ができるようになります。
上富田町には林業試験場があり、よい苗木を多く育てる研究を行っています。
県産材について研究を続け、多くの人に使ってもらえるように使い道を考えます。
森林には多面的な機能があり、人々の生活を助けています。
雨が降ると水を溜め、地下水にして川に流します。
森林の土がフィルターとなり、きれいな飲み水になります。
森林は空気を浄化する働きもあります。
人間や動物、自動車は二酸化炭素を出します。
その二酸化酸素を取り入れて酸素を作り出し、人間や動物の健康をサポートしています。
ひとりの人間が吸う酸素の量は、16本のスギの木が作り出す酸素の量に匹敵します。
県では県産材を広く使ってもらうために、様々な取組みを行っています。
県が木材の生産や流通、加工販売に力を入れていることもあり木材市場の現況は安定した状態です。
適正な森林管理を行い、加工事業者の販売力も強化しています。
未来を担う子どもたちにも森林や林業について深く知ってもらうために、全国に先駆けて森林教育を行い注目されます。

 

 
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