白浜町における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

白浜町は和歌山県西牟婁郡にある町で、奈良時代から温泉地として有名な場所です。和歌山県の南西部太平洋側に面した町域を持ち、北側は2つにわかれて田辺市と隣接しています。この2つにわかれている場所は西牟婁郡上富田町で、南側は西牟婁郡すさみ町に隣接、町域の東側はわずかではありますが東牟婁郡古座川町に接している環境を持ちます。白浜町の産業は農業および水産業、そして有数の温泉地でも有名なことからも観光業も盛んです。町域の中にある海岸には色とりどりの熱帯魚が泳ぎ回っている、夏場の海水浴シーズンになると熱帯魚と一緒に泳ぐことができる場所としての魅力もあるようです。

 

町域を北東の方角から南西の方角に、縦断するように流れるのが日置川、河川沿いには日置川大塔線(県道17号線)と呼ぶ道路が通っており山間部から海沿いへのアクセスルートでの人気を集めています。漁業や農業、観光業が盛んといわれていますが、町域の大半は山間部でもあり林業も盛んに行われているエリアです。隣接する古座川町と同じく木材の産地として古くから活性化が行われており、木材市場の中でも当エリアの木材の搬出量は多いようです。現況としては、従来と比べると低迷しているものの輸入建材に押されがちな日本の中でも、ブランドともいえる木材市場を持つのが特徴です。

 

林業への就職を希望する若手が少ないのは、白浜町に限ったことではありませんが高齢化社会といわれている現代において、若い担い手を雇用することが林業を活性化させることに繋がる、木材市場の現況は決して悪いものはないけれどもこのまま若い担い手が見つからなければ林業も衰退する恐れも出て来るわけです。白浜町ではホームページの中で林業の素晴らしい部分の紹介をはじめ、白浜町の木材利用指針や木材利用方針などを掲げています。木材の利用推進の中には、材の利用を促進すべき公共建築物や公共建築物においての木材利用の促進のための施策の事例などを紹介しています。

 

 
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