安堵町における木材市場の現況(令和元年 2019)

 

安堵町は若者が地元に残りたくなるような環境を作るために、農業や林業を盛り上げようとしている動きがあります。若者は都会に移り住んでしまい、第一産業は後継者不足で悩んでいることが多いです。特にお米農家などは深刻な後継者不足で、お米の作り手がどんどん減っているのが現況です。このままだと海外産のお米などに頼らざるを得ない状況に陥ってしまいます。海外産のものがたくさん国内に入ってくることによって、消費者は常に一定のものを手に入れることが出来ますし、価格の変動も少ないのでメリットはあります。しかし国内の生産者にとってはデメリットが多く、一生懸命働いても安い外国産の勢いにおされてしまいます。木材市場でも同様のことが起きていて、安くて安定供給が可能な外国産の木材に国産はおされているのが現況です。安堵町も地元の木材を使用することをお勧めしていますが、外国産の安い木材の勢いはとどまることは無いです。生産者不足ということもあり、今後も地元の木材は不利な立場になっていくと予想されています。安堵町は植林できるスペースが限られていて、どこにでも自由に木を植えてよいというわけではないです。国が管理しているところ、個人で管理しているところは別に考える必要があります。安堵町の木材市場を見ていると杉、檜の取引数が多いです。杉は加工しやすくて年輪が綺麗なので様々な用途に使うことができます。建築物に使用するだけではなく、家具として使うことも可能です。檜は浴槽をはじめ、浴室の色々な部分に使うことができます。杉は比較的耐久性が高く、木造建築の寿命を長くすることができます。木造建築は長く使えば使うほど味わいが増すので、何世代も使い続けることが出来ます。檜は耐水性に優れていて、腐りにくいという特徴があります。さらにほのかに檜特有の課香りがするので、リラックス効果も期待することが出来ます。檜は人気の木材なので、需要も多いです。

 

 
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