唐津市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

唐津市(韓国)は大韓民国忠清南道の市で、半島西岸にある都市です。
2005年に放送された韓国ドラマ「悲しき恋」のロケ地で広く知られています。また、中国大陸と朝鮮半島の間にある黄海と牙山湾に突き出しているため、日の入りと日の出を堪能できる土地でも有名です。実際に毎年初めての日の出を拝む祭りが開催されており、唐津市(韓国)の代表的な観光にもなっています。
市内には西海岸高速道路が通っているものの、鉄道が走っていないのが特徴的です。
主な交通機関はバスで、あとは先述した高速道路と唐津港で十分補っています。姉妹都市及び提携都市が複数あり、アメリカ合衆国ワシントン州のスノホミッシュ郡や中華人民共和国の遼寧省にある鉄嶺市、そして日本の秋田県大仙市などです。
そんな唐津市(韓国)の木材市場は芳しくないと言えます。
そもそも唐津市(韓国)の主な産業は製鉄で、現在では鉄鋼メーカーである現代ハイスコが工場を支えている状態です。木材に関する取引状況の情報はほとんどなく、もしも地元で林業があったとしても取り扱っている樹木は沿岸部で自生しやすい杉や松だと推察できます。
ただしこれらの状況は地元に限った話であって、韓国全体の木材市場の取引状況を踏まえれば唐津市(韓国)は輸入木材の窓口になっているはずです。現在の韓国では日本産の木材が人気で、特に檜がもたらす香りが好まれています。実際に檜の芳香には抗菌性やリラックス効果など生活していくうえで嬉しいメリットが様々あり、その事から子供の生活環境に力を入れている韓国では子供用の机などに用いているほどです。その力み具合は凄まじく、木材類の輸出額は年間40億円になっています。2017年から増加の一途を辿っている住宅の建築もまた輸入木材の割合を増やしている要因であるものの、そこには元々自給率が低いという一面もあり、もしも自給で木材を調達する場合は柳や松がメインとなるはずです。韓国の土地は粘土質で、そのため山林に自生する樹木は偏っています。いずれにしても唐津市(韓国)の木材市場は産業よりも輸出、もしくは建築の場です。

 

 
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