瑞山市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

瑞山市(韓国)は大韓民国忠清南道の都市で、忠清南道西部もとい内陸部にあります。
鉄道はなく、唐津市や礼山郡など隣接している街に続く西海岸高速道路が主な交通機関です。行政にはこれと言った特徴はないものの、伽耶山と八峰山、そして島飛山という3つの山に囲まれたこの都市は季節ごとの気温と降水量が明確になっています。例えば1月であれば最高気温は3度、最低気温はマイナス6度で、降水量は29.0mmですが、8月は最高気温29度、最低気温21度、そして降水量は287.4mmです。
これほどの気温差のせいか、瑞山市(韓国)の木として選ばれているのは松となっています。
赤松や唐松など韓国の山林地帯ではマツ類が数多く自生しているため、入手が困らないほどです。しかし、全体的な木材市場の取引状況や瑞山市(韓国)の木材市場を考慮すれば注目されていません。元々韓国における木材の自給率は低く、それよりも品質の良い日本の樹木の輸入に精を出しています。その割合は8割にも上り、残りの2割は韓国国内の木材です。これでも自給率は上昇したものの、それでも日本の檜や杉に対する人気と比較すれば微々たる数値であるのが実際のところです。
そのうえ瑞山市(韓国)の主な産業は農業となっています。
特産品はにんにくで、このにんにくで瑞山市(韓国)の経済は回っている状態です。先述したように伽耶山と八峰山、島飛山という山々に囲われているので樹木には困らないですが、日本の林業と同様に韓国でも木材の調達は相応の苦労が求められます。その苦労に見合う利益があれば良いものの、自給された樹木よりも輸入された樹木のほうが人気なのでなかなか改善できないのが現状です。おまけに瑞山市(韓国)は交通面でも木材市場の土台がなく、これといった取引状況の情報もありません。とはいえ建築のラッシュは2017年から続いており、まだ展望が見込めるので瑞山市(韓国)にもチャンスがあるかもしれないです。

 

 
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