井邑市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

井邑市(韓国)は韓国の全羅北道の南部にある市で、市域に桜と紅葉が美しいことで有名な内蔵山国立公園が存在することで知られています。付近を山に囲まれ紅葉が美しいことから多くの観光客が訪れる場所となっており、周辺は農村地帯が中心の住宅が存在している場所でもあります。1995年に井邑郡に古阜郡・泰仁郡が合併して井邑郡となり、さらに市となった比較的新しい都市ですが、その中心が農村地帯であるため比較的人口増加はそれほど芳しくなく、様々な資源の需要もそれほど多くはありません。特に木材の需要は人口増加があまり見込めない環境もあり決して芳しいものではなく、特に大きな重要となる木造住宅の建築もそれほど頻繁には行われていないため木材市場の取引状況は決して多くは無い実態があります。現在は地市域となっている旧古阜郡は、甲午農民戦争が起こった場所でも有名であり、この戦争は後に日清戦争に発展するきっかけを生み出したものとなっていることから、抗日運動発祥の地とも言われています。
井邑市(韓国)では周辺に山林が多いものの、木材の生産はほとんど行われておらず、山林の大半が観光地となっている点が特徴です。韓国では木材の需要の多くを輸入に頼っているため、木材の生産は決して大きなものではありません。井邑市(韓国)も例外ではなく、市内で使用する木材はその多く輸入木材となっている点が特徴で、古くから取引状況は芳しいものではありませんでした。現代では様々な建築物が建設されており、そのほとんどが鉄筋コンクリートの高層建築物ですが、1部に木造のものも見られます。さらに古来からの木造の建築物も多いため、その修繕にも利用されますが、しかしその量は決して多くはなく、そのために木材市場の取引状況は生産の面ではほとんど機能していないのが実態で歩とともに、消費の面でも低い数値で推移しているのが特徴で、今後もこの傾向は継続すると考えられています。

 

 
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