済州市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

 

済州市(韓国)は、日本人にも馴染みが深い韓国の観光地です。
朝鮮半島の南西、日本海と東シナ海、黄海の間にある済州島の北部にあります。
国際自由都市を標榜していて、年間400万人もの観光客が訪れ首都であるソウルを凌ぐ観光都市です。
中心部の市街地は古くからある旧済州と、新しく発展した新済州の2つのエリアに分けられています。
旧市街地である旧済州には、東門市場があります。
東門市場は済州島でも最大の在来市場で、観光客がショッピングをするには最適な場所です。
そのため済州市(韓国)を訪れた日本人観光客も多く訪れ、店員とは日本語で会話できるお店もあるほどです。
東門市場の他にも古代神話が伝わる歴史的な聖地から、有名ホテルや飲食店も集まっていて観光客の拠点となっています。
新済州は空の玄関口である国際空港の南側にあるエリアで、旧市街地に比べると都会的です。
高級ホテルの他に免税店や飲食店が集まっており、新市街地にも多くの観光客が訪れています。
このように済州市(韓国)は、観光を中心に発展を遂げている都市です。
現在は日本人の他にビザ無しで訪れることができるので、中国人観光客も増加しています。
そのため新しい建物も次々と建てられており、建築需要は活発です。
建築の需要が活発になれば、必要なるのが木材です。
ホテルなどの観光施設を建てるには木材が必要ですし、そこで働く従業員が住む住宅を建てるのにも必要になるでしょう。
済州市(韓国)に木材市場があるなら、地元の建築需要に支えられ取引状況は活発かもしれません。
しかし済州市(韓国)は、韓国内で唯一鉄道と高速道路のない道庁所在地です。
そのため木材市場で取引された材木は、一般道を通り流通させなければいけません。
巨大な木材を運ぶには物流網の発展も重要なので、周辺の整備が整えば木材市場の取引状況もさらに活発化して、取引量が増大し済州市(韓国)の発展を支えるようになるかもしれません。

 

 
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