金泉市(韓国)における木材市場の取引状況(2019)

金泉市（韓国）の木材の動きを注意深く観察していると、木材市場の取引状況が少しずつ分かってきます。韓国は高層マンションの建築数がどんどん伸びていて、木造建築の数も増加中です。韓国国内では質の良い木材をそろえることが出来ないのが現状で、市場を見ると国内の木材の取引数も少ないです。韓国は輸入に頼っているというのが現状で、この状況はここ数年で大きく変化していないですし、今後も輸入に頼ることになるはずです。建築数が増加しているのにもかかわらず、国内の木材は減少しているので輸入はさらに増えていくと予想されてます。日本の木材は品質が高く、世界的にも評価が高いです。寒暖差に強く、比較的早く成長するスギやヒノキは海外での需要も多いです。韓国は日本の木材を積極的に輸入していて、加工は国内で行うというのが主流になってます。金泉市（韓国）には木材加工の会社がいくつかあり、技術も確かです。韓国の山にはアカマツやカラマツなどの脆くて枯れやすい木や、硬くて加工しにくいヤナギなどが多いので、住宅の資材として利用するには少し使い勝手が悪いものが多いです。その点スギやヒノキは加工しやすく、住宅の資材としては非常に適しています。しかし、スギやヒノキは韓国国内では数が少なく、ヒノキは特に本数が少ないです。取引状況を見てみても、ヒノキに関してはほとんど取引がないです。ヒノキは木材としての耐久性が評価されているだけではなく、木目の美しさや香りなども高い評価を得てます。木目は一定で美しく、表面が滑らかなので人気です。香りはヒノキ特有の心地良い香りで、心を落ち着かせてくれる効果も期待できます。高級な木材として認識されている方も多いです。これはホテルや旅館のお風呂がヒノキを積極的に利用していることが関係してます。ホテルや旅館のお風呂が気持ちよく、リラックス効果が高いのはヒノキの香りがするからです。韓国でも檜は人気で、家に檜風呂を作る人も多いです。